人事担当者が意外と気にするのが言葉遣いです。普段通りの話し方をしていると、あまり良い印象を持たれないことも。
完璧でなくても、正しい敬語を使おうとする姿勢が相手にも敬意として伝わり、良い印象を与えます。
この機会にマスターして、ISや企業説明会、選考の場で正しい言葉遣いができるようにしましょう。
①尊敬語、謙譲語、丁寧語
②会社の呼び方
③ビジネス敬語
④クッション言葉
①尊敬語、謙譲語
尊敬語とは「相手が行う動作」に対して、その人物に敬意を表すもの、 謙譲語とは相手に敬意を表するために、自分自身の行為をへりくだって表現するものです。
具体的には、以下のように言い換えができます。
・する
尊敬語:される、なさる
謙譲語:いたす
・言う・話す
尊敬語:おっしゃる
謙譲語:申し上げる、申す
・見る
尊敬語:ご覧になる
謙譲語:拝見する
・聞く
尊敬語:お聞きになる
謙譲語:うかがう、拝聴する
・行く、来る
尊敬語:いらっしゃる、お見えになる、お越しになる
謙譲語:参る、伺う
・知る
尊敬語:ご存知
謙譲語:存じる、存じ上げる
・もらう
尊敬語:もらわれる
謙譲語:いただく、頂戴する
②会社の呼び方
「あなたの会社」という場合は以下のように表現します。
※話し言葉の場合は「御」、書き言葉の場合は「貴」を使うのが一般的です。
・会社⇒御社(おんしゃ)・貴社(きしゃ)
・銀行⇒御行(おんこう)・貴行(きこう)
・信用金庫⇒御庫(おんこ)・貴庫(きこ)
・学校法人⇒御校(おんこう)・貴校(きこう)
・法人団体⇒御法人(おんほうじん)・貴法人(きほうじん)
・省庁⇒御省(おんしょう)・貴省(きしょう)
・市役所⇒御所(おんしょ)・貴所(きしょ)
③ビジネス敬語
・はい、良いです。⇒はい、結構です。/はい、かしこまりました。
・分かりました。⇒承知いたしました。(“了解です”は敬語ではありません!)
・すみません。⇒申し訳ございません。
・どうですか。⇒いかがでしょうか。
・ちょっと待ってください。⇒少々お待ちください。
・電話してください。⇒お電話をいただけましたら幸いです。
④クッション言葉
クッション言葉とは言葉の前に沿える言葉です。依頼や拒否したい時、やわらかく丁寧に伝える事ができ、相手に対してへりくだった印象を与えます。
【依頼するとき】
・恐れ入りますが
・恐縮ですが
・よろしければ
・差し支えなければ
・申し訳ございませんが
・ご面倒をおかけいたしますが
【拒否するとき】
・あいにく
・恐縮ですが
・残念ですが
・せっかくですが
・申し訳ございませんが
就活に臨む上で、正しい言葉遣いのマスターは避けては通れない道です。
過剰な敬語で回りくどい表現になってしまったり、敬語を使ったつもりがかえって失礼な表現になってしまう事もあります。
自分の使っている言葉がマナーとして間違っていないか確認するための参考になれば幸いです。
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